「相手の背中を取るとは? ① 」


前回は相手の背中を取ることがサッカーであることを書きました。

 

実際に試合をやってみるとなかなか相手の背中が取れない!

という現実にぶつかるのではないかと思います。

そんな時にどのようなことを意識すれば相手の背中を取りやすくなるのかコツや映像を使ってご紹介します!

 

サッカーでは、足が遅くても、パワーがなくても相手の背中は取れます。

能力がある選手は能力で背中をとれるし、能力がない選手は相手との駆け引きで背中を取れる。それがサッカーの面白いところですね。

 

駆け引きに勝つために必要なのが

「ディフェンスの視野」を攻略すること

 

1ディフェンスのセオリーはボールとマーク

 

ディフェンスのセオリーであるボールとマークは首を振らない状態でボールと自分のマークが同一視野に入るポジショニングを取ることです。

この目的はもちろん自分の背中を取られないためです。

これができていればほとんどディフェンスは背中を取られることはありません。

視野の中ですべてが行われるので対応できるのです。

 

サッカーでは、ボールも人も自由に360°動きます。

人の目は前についていて首を振らずに見える視野は100°- 120°くらい

残りの240°は首を振らないと見えないのです。

この見えていない場所をうまく使えるとディフェンスの背中は簡単に取れます。

 

・背中を取るのが下手な人

ディフェンスの前でプレーしようとします。

つまりディフェンスはボールとマークが同一視野に入っている状態です。

これではなかなか背中を取るのは難しいです。

 

・背中を取るのがうまい人

ディフェンスが見えていない場所を知っていて、その場所を使います。

視野から消えた位置から急に入ってくる、視野に入っておいて急にいなくなるなど

その場所を使うアイディアや方法は人それぞれあると思うのでそのへんは考えてみてください。

 

ボクがよく使うのは

はじめからディフェンスの視野から消えた位置に入っていると、ディフェンスはポジションを変えてボールとマークをしてくるのでパスを貰えそうな少し前に視野から消えるポジションに入ります。

 

 

「スアレスのゴール前で相手の背中を取るプレーからシュート」

 



 

 

 

レアルの5番がボールを見ていること(もしくはメッシにくぎづけなのを)スアレスは確認している

 

スアレスはレアル5番の背後の視野から消えた位置でボールを受け、背後のスペースへコントロールしてシュート

(レアルの5番はゴール前でメッシにボールを持たれたくない恐れから視野が30°くらいまで狭くなっている)

 

 

 

 

次回は

タイミングについてです。

ディフェンスの視野から消えた場所を知っていてもその場所をいつ使うのかがサッカーでは大事になります。

 

遅すぎても、早すぎてもパスが来ませんし、ディフェンスにポジションを修正されてしまって背中を取ることが来ません。

 

背中を取れるタイミングとはいつなのか?

については次回書きます。

 

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(山梨県北杜市/長野県茅野市で行っているサッカースクールです)
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