Football life ~ サッカーと人間関係からわかる自分の秘密 ~
元プロサッカー選手の久保田勲です。
現在はサッカーと人間関係をベースに東京の国士舘高校、山梨の帝京第三高校の高校生を教えています。
『感情と感覚を一致させていく』
僕自身も
感情と感覚なんてさっぱりでした。
そこから、
『感情ってこういうことを言うんだ』と感情に気づき。
『感覚に意識を持っていくってこうやってやるんだ』と感覚を知り、
それを、あわせる事で自分本来のパフォーマンスを出すことを繰り返してきました。
感情と感覚が一致して来ると、自分がどんな選手なのかわかってくる、そしてサッカーがメチャクチャ面白くなり、練習が止まらなくなる 笑
テレビでメッシやネイマールのドリブルを見て、昔までは理解できなかった。
なんでこんな事できるんだろ? と指をくわえてみているだけだった。
でも、感情と感覚をみていくと、『なんだこの感覚は、 俺、こんな事できるんだ!』と新しい自分に気がつく。
『地面から反発があるから、あのドリブルができるんだ。』
『シャビのボールコントロールとパスは、体の倒しぐあいでコントロールしているのか』
いろんなことが繋がってくる。
その過程で、僕はメッシが好きだけどメッシのようなドリブルはあまり、得意じゃない。 じゃぁどんなドリブルができるんだろう?と自分でいろいろ試す。
すると、イニエスタのようなドリブルだったりする。
これは自分には向かない、これは自分が得意だ、ゴールってこうやって取るのか、相手を抜くのはこうやってやるのか、 いろんな自分が発見できる。
新しい自分と出会う時間は、楽しい。
楽しいとうまくなる。
うまくなるともっと楽しい。
というサイクルに入る。
これが僕のやってきた、自分のもっているパフォーマンスを発揮するためにしてきたこと。
多分、三浦カズ選手とかゴン中山選手はこの繰り返しをずっとやっているんだとおもう。
肉体は衰えて落ちていっても、それ以上に新しい自分を発見しているんだろうなぁ。
ゴン中山選手沼津で頑張れ〜!!
[おまけ]————————————————————————————
最後に僕の好きな選手(感情)と自分の体に合っているプレー(感覚)を簡単に紹介。
(感情)
好きな選手は、遠藤や中村俊、ストイコビッチでした。
ボールを蹴る技術、止める技術、スピードがないのにゴールを奪える所にとても魅力を感じてました。
ボールを止める蹴る時、蹴る時、にどうやったらボールを少しでも見ないでやれるか実験してました。
そこにむちゃくちゃ好奇心がありました。
(感覚)
筋肉モリモリなタイプではなく、スラットした長距離タイプの体です。
たくさん走れるので、相手ディフェンスラインの裏に抜けたり、自分たちのゴール前まで下がって守備をしたり、いろんな所に顔を出してました。
メッシみたいに一瞬で抜くドリブルよりは、シャビのようなかわすドリブルがあっています。
なので1対1でのまともな勝負はせずに、人を使ってワンツー抜いたり、かわしてパス、かわしてシュートという事をしてました。
そして身体能力が高くありません、スピードもパワーもありませんでした。
なので、ボールがない時に良い準備をしてボールがきた時に相手よりもいい状態でいる事を心がけました。
この感情と感覚には浅い所にあるものから深い所にあるものまであります。
まずは例に出した、浅い所から感じていけると、だんだんと深い所に繋がっていけます。
その深さが自分のプレーの深さ、魅力になり、オリジナリティーになる。
オリジナリティーがある選手ほどいい選手となるわけです。
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